1型糖尿病の合併症

1型糖尿病になると血糖値をコントロールするためのインスリンの分泌ができなくなってしまいます。血液中のリンパ球が、インスリンを産生して分泌するβ細胞を破壊することが1型糖尿病の原因なのですが、どうして本来であれば細菌などから自分を守るためにあるリンパ球が誤って自分自身を攻撃してしまうのかは分かっていません。

このような自己免疫による1型糖尿病は、インスリン補充を正しく続けないと毎日の生活にも支障が出てきますし、合併症も心配されます。


1型糖尿病で心配される合併症

1型糖尿病でも2型糖尿病と同様に、合併症が心配されます。糖尿病には3大合併症と呼ばれるものがあります。糖尿病患者がかかりやすい合併症のことで、目の病気である「網膜症」や手足のしびれや立ちくらみが起こる「神経障害」、さらに腎臓の働きが低下する「腎症」がそうです。1型糖尿病にかかり高血糖が続くことで。目の網膜にダメージが加わります。

はじめのうちは、網膜の毛細血管が出血しやすい状態になり、それが進むと血管が詰まるようになり出血しやすい血管がそのたびにひきつれてしまい、網膜が剥離してしまうのです。視力低下が起こりさらには失明の危険性も出てきます。

手足のしびれなどが起こる神経障害では、発汗異常や胃もたれなど、自律神経の乱れによる体の異変が起きてきます。腎症では、むくみや貧血、高血圧などが起こり始め、血液中の老廃物がきちんと排出されないので、尿毒症の状態になってしまいます。

1型糖尿病は低血糖と高血糖に要注意

これらの合併症にならないためにも、毎日インスリンを正しく補充して血糖値を安定させることが大切です。1型糖尿病になると低血糖と高血糖が起こりやすくなり、これもとても怖いものです。低血糖の引き金になるのは、インスリンの過剰、糖質不足、運動によるエネルギー消費などが挙げられます。

空腹感に加えて、動悸や発汗、震えなどが起こり、悪化すれば意識障害や昏睡状態にまで陥ることもあります。高血糖状態が続いたときに注意しなければいえないのが糖尿病性ケトアシドーシス昏睡です。ストレスやインスリン治療の中断などが原因となります。ケトアシドーシスが進行することで悪心や腹痛、昏睡状態になり、命の危険も出てきます。




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