糖尿病腎症の治療にはアンギオテンシン変換酵素阻害剤を使おう!

人間には血圧があり、血圧によって血液の流れ方が変わってきます。血圧が高ければ高血圧、低ければ低血圧となるわけですがこの血圧の調整を行っている物質の1つがアンジオテンシンⅡと呼ばれる物質です。

アンジオテンシン変換酵素阻害剤とは?

アンジオテンシンⅡは血管を収縮し、さらに血液の量を増やす働きがあり主に血圧を上げる作用をもたらしています。体にとって非常に重要な存在と言えるのですが、アンジオテンシンⅡはアンジオテンシンⅠという物質が元になって作られています。


これはアンジオテンシン変換酵素の働きによるものなのですが、この働きを阻害するのがアンジオテンシン変換酵素阻害剤です。つまりアンジオテンシン変換酵素阻害剤を使うことでアンジオテンシンⅡが作られるのを防ぐことができるのです。これは糖尿病腎症の治療において非常に重要な点になってきます。

なぜ糖尿病腎症の治療に効果を発揮するのか

上記でアンジオテンシンⅡは血管を収縮する働きがあると紹介しましたが、この働きこそ糖尿病腎症の治療において重要な意味を持ちます。血管が収縮するということはそれだけ細くなりますので一度に流れる血液の量が少なくなってしまいます。つまり血流が悪くなると言えるわけです。

しかし糖尿病腎症の治療ではいかにして血液の流れを良くするかがポイントになり、これは糖尿病でも同じです。ですのでアンジオテンシンⅡによって血管が収縮されるのを防ぐ必要があります。

そこでアンジオテンシン変換酵素阻害剤が使われます。アンジオテンシンⅡが作られるのを防ぐことができますので血管が収縮されることがなく、結果的に十分な血流を確保することができるようになります。

当然血圧も下がりますから非常に便利な存在なのです。アンジオテンシンⅡは体内で自然と作られてしまうもののため、薬で意識的に調整してあげる必要があります。その時にアンジオテンシン変換酵素阻害剤が大きな力を発揮してくれるという仕組みです。




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