合併症で糖尿病神経障害になると体の痛みを感じなくなる!?

糖尿病の合併症の中で、最も早期に発症すると言われているのが、糖尿病神経障害です。糖尿病神経障害とは、簡単に書いてしまうと神経の働きがうまくいかなくなってしまうことですね。

そもそも神経とは脳に根幹を置き、脊髄を通して人間の身体全身あますことなく広がっているもので、脳からの命令を伝達したり、逆に触覚や痛覚などを脳に伝達する役目を持っています。この神経の働きを阻害されるのが糖尿病神経障害だと考えてください。


糖尿病神経障害はどうして神経の働きを阻害することができるの?

糖尿病の中でも最も代表的な合併症が糖尿病神経障害になるのですが、何故神経の機能が阻害されるのかは、はっきりと解明されていません。

現在のところ血糖値が高くなることによって余分な物質が神経細胞に蓄積するから、血糖値が上がることで血流が阻害されて神経に十分な栄養がいかなくなるから、の2つが主流の考えとなっています。

糖尿病神経障害になると全身の痛みを感じなくなるのは本当なの?

糖尿病神経障害は通常なら身体の末端部分から神経の麻痺が始まっていきます。末端部分とは手足の先端になりますが、ここは毛細血管が多く存在する部分でもあり、血管障害を起こしやすいと言い換えることもできるのです。

結果、最初は痺れるような感覚を受けていたものが、少しずつ症状が進行していき、最終的には痛みを感じなくなってしまいます。

痛みを感じなくなるといっても基本的には身体のどこか一部分のみであり、全身のすべてが無痛覚になるという症状はないようです。そこまで症状が広がってしまっていると、別件の疾患を合併症として起こしてしまうリスクが高くなり、命を失う危険性が高くなります。

糖尿病神経障害が軽症であるのなら、痺れを感じたり、痛みを感じなくなるといった程度で済むのですが、重症化することで無痛性心筋梗塞、無自覚生低血糖、致死性不整脈といった合併症を起こすと考えられます。

これらの症状はいずれも神経の機能が阻害されることにより、本人でも自覚することなく発症することがポイントです。結果、起こったことすら解らないままに倒れてしまうケースが多く、近くに人がいれば良いですが、発見が遅れてしまうとかなり危険だと言わざるを得ません。




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