糖尿病治療に使うインスリンとペプチドの関係

糖尿病というとインスリンを思い浮かべる方も多いと思います。実際、インスリンは糖尿病と密接な関係があり、糖尿病の原因、そして治療のために重要な役割を果たすことになります。

インスリンだけじゃない糖尿病とペプチドの関係

そもそもインスリンとは膵臓の中の細胞で作られるホルモンの1種で、体内の糖をコントロールする働きがあります。インスリンが働くことで血糖値を常に正常な値にキープすることができるわけですが、なんらかの理由でインスリンの量が減少すると血糖値を下げることができず高血糖の状態が続きます。これが糖尿病です。

これはよく聞く話ですが、実はもう1つ、ペプチドという存在も糖尿病と大きく関係しています。それはインスリンとペプチドがセットのように関わっていることが理由です。


インスリンとペプチドは同じ物質から作られる

インスリンはプロインスリンという物質から発生するホルモンなのですが、この時同時にペプチドという物質も発生しています。インスリンは膵臓の作用によって分解されていき、血糖値をコントロールする働きをしますがペプチドは血液の中に取り込まれ、やがては尿として体外に排出されます。この時ポイントになるのはインスリンとペプチドの量は必ず同じになるという点です。

つまり、尿から採取できるペプチドと同じ量のインスリンが体内で作られ作用している仕組みです。このことがどう糖尿病に関係してくるのかというと体内で作られるインスリンの量を正確に知ることができるのです。

ペプチドの量とインスリンの量は同じになりますからペプチドの量を測定することで膵臓で分解されてしまうインスリンの量も測定できるわけです。

これは糖尿病患者の現在の状態を知るために非常に有効な方法となります。しかもインスリン注射をしている場合でもインスリン注射で摂取したインスリンにはペプチドが含まれていないためあくまでも自分で作り出したインスリンの量だけを把握できます。そのため糖尿病患者においてはペプチドの量を測定することが重要な作業の1つになります。




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