糖尿病治療でインスリンを投与するときの「単位」って何?

糖尿病治療ではインスリン治療が行われることもあります。1型糖尿病の方は、体内でのインスリン分泌がなくなるのでインスリン注射は不可欠なものですし、2型糖尿病の方でも飲み薬や食事療法、運動療法での効果が十分に得られない場合に用いられる事になります。

自分の腹部や腕、太ももなどにインスリンを投与することになるのですが、この時、インスリン注射には「単位」が用いられています。これはいったい何のことを指すのでしょか。


インスリン注射の「単位」とは

インスリンは、1921年に発見されたもので、医薬品として製造が始まったのですが、当初インスリンの力を現す単位というものがなく、これは製造する会社ごとにバラバラだったのです。そこでインスリンの標準化が求められ、1925年にインスリン1㎎を8単位と定義することになったのです。

これが世界で初めてとなるインスリン国際標準品となりました。その後さらにインスリン製造の技術が進歩していき現在のような1㎎を26単位ということで定義されることになりました。

1日にどのくらいのインスリンを投与するの!?

ではいったい糖尿病患者は、インスリンを1日にどのくらい投与することになるのでしょうか。

1型糖尿病患者の場合には、インスリン注射がなければ生命維持に関わります。ですから長期に渡る良好な血糖コントロールのために1日に何度もインスリン注射をする必要があります。

1日に4回程度のインスリン注射が必要になるのですが、インスリンの全量は患者の体重をもとにして決定されることになります。体重1キログラムに対して0.8から1.0単位が必要となります。

ですから、体重50キロの患者の場合には、1日に40から50単位くらいのインスリン投与が必要になります。2型糖尿病患者の場合には、1日に必要となるインスリンの量や回数などは、その患者の生活スタイルや病状によってさまざまです。

いろいろな投与の仕方でよりその患者に合ったインスリン投与が指導されるのですが、インスリン量は血糖値を見ながら2から4単位ずつで調整されるようです。




  にほんブログ村 病気ブログ 2型糖尿病へ