糖尿病と診断される基準

糖尿病の健康診断では、空腹時血糖と食後2時間血糖を測ります。基準値とされている数値は、空腹時が70~109mg/dl、食後2時間が140mg/dl未満です。この値から外れると、糖尿病の疑いがあります。

血液の中の糖分を調べる

血糖を調整しているのは、インスリンと呼ばれるホルモンです。膵臓のランゲルハンス島から分泌され、血液の中の糖分(血糖)を一定の状態に保つ役割を果たしています。

しかし、なんらかの原因で血液内にブドウ糖が溢れ出てしまうと、高血糖になります。高血糖の疾患である糖尿病では、血液にどれくらい糖分が含まれているか、ということを調べることで、病気の診断の指標になります。


血糖は変化する

血糖値は、一日中同じ値ではありません。健康な人でも一日の間で血糖値が70~130mg/dlの間を推移しています。食事を摂ると、それに含まれる炭水化物の影響で食後の血糖が上昇します。

そのため、健康診断では空腹時と食後2時間後の血糖を測る検査が行われています。空腹時ならば70~109mg/dl、食後2時間ならば140mg/dl未満で正常な値と診断されます。食後の方が血糖値は高くなるので、この二つの値を混合してしまわないようにしましょう。

検査結果に異常が見つかったら?

空腹時血糖が126mg/dl以上、もしくは食後血糖値が200mg/dl以上あると、糖尿病の疑いが色濃くなります。この場合には、ブドウ糖負荷試験(GTT)、血中インスリン活性検査、が行われます。

これらの結果により、正常型、境界型、糖尿病型、のいずれかに判定していきます。もし糖尿病型と判定された場合には、さらに合併症がないかどうかを確認するために、眼底検査、尿タンパク検査、神経検査、なども併せて行います。

注意しておきたいのは、人間ドックなどで基準の範囲内と診断されても、油断してはいけないという事です。たとえ基準値の範囲に収まっていたとしても、前回の検査値よりも数値が上昇していたら、注意が必要です。もしかすると、今後上がり続け、数値をオーバーしてしまう可能性もあるからです。なので、今回の結果だけ見るのではなく、前回の検査結果もあわせて確認するようにしましょう。

健康診断では、空腹時血糖が70~109mg/dl、食後2時間血糖が140mg/dl未満を基準値としています。しかし、この範囲内でも前回の検査値と比べて上昇傾向が見られるようであれば、糖尿病のリスクが高い可能性もあります。今回の数値だけで判断せずに、今までの結果と比べてみましょう。




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