ビグアナイド薬での2型糖尿病の治療

ビグアナイド薬は、スルホニル尿素薬と同様に、昔からよく使用されている2型糖尿病の経口薬です。 ビグアナイド薬の働きや、どのような場合に使用されるのか、さらに気をつけたいことなどをここで紹介しましょう。

ビグアナイド薬にはどんな働きがあるの!?

ビグアナイド薬は、肝臓でブドウ糖が新たに作られるのを抑制する働きがある薬です。また腸からのブドウ糖吸収を抑制する働きもあります。これによってインスリンの働きが良くなり血糖値を下げることが出来ます。


肝臓はブドウ糖が産生される場所で、血液中に放出する働きがあります。肝臓での糖産生には、分解と糖新生という2つの過程があり、糖新生というのは、乳酸やアミノ酸などのようなブドウ糖以外の物質からブドウ糖を新たに産生することを言います。

体内で分泌されているインスリンは、この肝臓の糖新生が過剰にならないようにコントロールしています。しかし、2型糖尿病になると、インスリンの分泌低下や、インスリンの働きが悪くなるので、肝臓での糖新生が過剰になってしまいます。

ビグアナイド薬は、この過剰になった肝臓での糖新生を抑制する働きがあり、これによって血糖値を効果的に下げていきます。また腸でのブドウ糖吸収を抑制するなど、間接的にインスリン抵抗性を改善する働きがあります。

ビグアナイド薬にはインスリン分泌量を増加させる働きはありません。 ビグアナイド薬は、インスリン分泌を促すスルホニル尿素薬などでも血糖コントロールが改善されない場合の併用薬としても使用されます。

ビグアナイド薬を使用する際に気をつけること

ビグアナイド薬を使用されるのは肥満の患者さんや、インスリン抵抗性による高血糖が見られる患者さんです。スルホニル尿素薬のように体重増加になりにくいとされていますのですが、これは ビグアナイド薬には食欲を抑制する効果もあるからです。

ですから食事療法が上手くいかない患者さんにも良く使用される薬です。 ビグアナイド薬は、糖尿病の経口薬のなかでは比較的、副作用が少ない薬なのですが、高齢者や腎臓・心臓・肝臓などが悪い人が使用した場合、血液中の乳酸値が過剰になり、意識障害に陥るケースもあるので注意が必要です。




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