血糖値が高すぎると運動後にかえって血糖値が上がる!?

糖尿病患者にとって運動療法はとても有効な治療手段ですが、実は運動療法を行ってはいけない人がいます。それは合併症や併発症が重たい人、インスリン注射をしている人、そして血糖値の高い人です。ではなぜ血糖値が高い人は運動をしてはいけないのでしょうか。

血糖値が高いことで起こる運動の弊害

血糖値が高い場合、大きく分けて4つのリスクがあり、そのうちの一つが血糖値の上昇になります。なぜ血糖値を下げるはずの運動で血糖値が上がってしまうのかと言うと、代謝系のリスクとして、血糖値が上がりやすいと言うことがあるからです。


特にインスリン治療を行っている人に起こるのですが、これは健康な人でも起こる現象です。インスリン治療というのは血糖値を下げる働きを持つインスリンの分泌がままならない糖尿病患者に行うものです。

注射だけではなく経口薬もありますが、Ⅱ型糖尿病の場合、インスリンを分泌する力はまだありますので、運動するときはインスリンを補充する量を減らさなければなりません。

このインスリンが存在することで、運動によって消費されるエネルギーとなる血糖を取り込むことができるのですが、インスリンがなければ血管中にインスリンが残り、使われずにどんどん貯まっていき、血糖値は結果上がってしまうのです。

Ⅰ型糖尿病の人ほど注意が必要

Ⅰ型糖尿病の場合、インスリン注射を1日数回注射していますので、運動後に具合が悪くなる、血糖値が極端に上がると言うことは良くあることです。Ⅰ型糖尿病の場合、インスリンがほぼ0の状態ですから、血糖は消費されずに体に残ってしまうのです。

これはどういうことかというと、注射によって補給したインスリンが運動するとともに減っていき、運動終了後にはなくなってしまうということになります。

ですから糖尿病の方で運動をしていると言う方は、インスリン治療を受けていないことが大前提となるのです。運動療法を取り入れる場合は必ず医師に相談し、適切な指示を得ましょう。決して、自分勝手な判断で運動を進めないようにし、理学療法士などのアドバイスも聞き入れながら行ってください。




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